片手生活の大変さを知ってもらいたくて始めます
昨日、父の入院先に行ってきた。父に会いに行く、というより、用件がたくさんあった。おととい、医療相談室から、身体障害者手当の申請についての説明がしたいと電話があり、11時半に会う約束をした。その後、また電話が鳴った。「神経内科の先生からお話しがあるので、明日の1時から4時までに来てください。」意味がわからない。昼の面会は11時から1時。11時に面会に行く予定だが、時間帯をなんとかならないか、と言って...
脳疾患の後遺障害をもつ人にとって、日常生活はすべてがリハビリである。母は車椅子だし、右手しか動かないが、それでも、できるだけ自分のことはやってもらうようにしている。お化粧もほとんど自分でするし、タオルやトイレットペーパーも自分で交換してもら
あまり病院に行ってあげられないから、父に手紙をたくさん書こうと思った。ダイソーで買って来た、便せん、ポストカード、封筒。ポストカードは、フリー素材を探して、こんなふうに印刷してから書いている。私からの手紙を入れるための「お道具箱」。ハガキケースは、手の不自由な父が、扱えないと思い、単純なものにした。手紙がよく見えるように、メガネクリーナーも買った。喜んでくれるかな?...
「親を施設に入れてしまった。私は親不孝だ」・・・そう呟いた人がいた。政府は在宅介護を推奨しているし、世間的にも「家で暮らすのが理想」ってことになっている。「海外では施設を利用することは少なく、最期まで家で過ごす人がほとんどだ」と憧れをこめて
荒れ放題の我が家の庭も、雨上がりの朝だけは美しくみえる。まるで魔法がかけられたかのように。世界はこんなにも美しい。・・・だが!一歩、家へ入れば。私は怒っているのである!オヤジに怒っているのである!オヤジは心房細動のため、カテーテル治療をして
今日は三田ユース・オーケストラの最後のコンサートでした。私たちも2人バイオリンで弾いてきました。「2人バイオリン」は、片麻痺のある母と私が2人で一挺のバイオリンを弾く、特殊な演奏方法です。詳しくはこちら。母とユース・オーケストラと2人バイオ
何事もなければ、金曜日に一般病棟へ移る予定です。とICUのスタッフの人は言っていた。だから、病棟が移れば、連絡が来るものと思っていた。昨日、私と母は電話がかかってくるのを待っていた。来ない。なんかあったのか?ICUから出れないのか?しびれを切らして電話をした。一般病棟へ移りましたって。連絡くれないんですかぁ?そんな大事なこと総合病院って、こういうところが不親切なのよね。ICUでは「とりあえず、髭剃...
入院中のオヤジの見舞いにいった。どうせすぐに退院なのだが、母が「おとうさん、私が行かないと寂しくて泣いちゃうかもしれないから」って言うので連れていった。病院まで車で40分のところが渋滞して1時間ほどかかった。オヤジは泣いてなかったし、わりと
昨日の夜、タオルケットを1枚しかかけていなかったことに、母は激怒した。は?そんなことまで私が管理するんかい?マジで?用意しているんだから、自分でかければいいのに。「おまえがかけないから、あたしは具合が悪くなった。ちゃんと責任持って、やってもらわないと困るっ!」今日起きたら、案の定機嫌が悪く、それでも最初はそうでもなかったのに、何がきっかけだったんだっけ?たぶん「父が入院している病院にバスで通え」と...
昨日の夜中の2時過ぎに、また携帯が鳴った。父がトイレで動けなくなっていた。また母と運んだ。朝になると、父は起きていた。何事もなかったかのように。疲れている。明日は入院だし、今夜はぐっすり眠りたいと思った。できれば午後も。しかし、部屋に行けたのは2時頃だった。3時頃、何やら騒がしいので、行ってみたら、父と母がトイレにいた。父は床に座り込んで便を垂らしていた。動けないらしい。母と2人で、運ぼうとしたが...
働きながら親の介護をしている人に「仕事と介護と両方ってしんどくない?」ときいたら、返ってくる言葉はみんな同じだ。「仕事が息抜きよ!!!」そのとおりだと思う。たとえ嫌な仕事でも、家から出られる、尿臭のない外界の空気が吸える、元気で健常な人と話
近頃、ゾンビのようになってしまったオヤジ。何事にも関心を示さず、口もきかず、一日中ぼーっとテレビだけを見て過ごしている。生活不活発病からくるうつ症状だろうと、私は勝手に思っていたが、伯母(オヤジの姉)が「なんでこないなったん!?」と問い詰め
母と私の2人バイオリンも参加する、若者中心のユース・オーケストラのコンサートが間近にせまってきた。もう来週が本番である。なのにほとんど練習できていない・・・。近頃いろいろありすぎて、ちょっと手が回らない状態なのだ。それでも今日は練習に行った
夜中の12時過ぎに携帯が鳴った。母からだ。「ちょっと来て」と言われて行ってみた。父が動けないでいる。トイレに連れて行こうとしているのだが、全く動けない。どうにもならずに、母は私を呼んだらしい。それから2人で父をトイレまで移動させ、ベッドに寝かせた。こうして文字にすると簡単だが、実際はそうではなかった。ほぼ動けない人間を非力な女性が2人で移動させたわけだ。並大抵のことではなかった。だいたい、なぜ父が...
一日中ぼーっとして過ごしているオヤジのために、ゲームを買った。買ってしまった。ニンテンドースイッチ。軽く吐き気がするような値段だった。ゲームってこんなにお金がかかるものだったの!?接続と設定がひととおり終わった頃、ちょうどオヤジが(競輪場か
今日は、父の検査の日だ。起きたら、母がぶんぶん怒っていた。何でなのかわからない。いつもそうだけど、私は怒られるようなことはしていない。でも、余計なことは一切、言わないようにした。相当酷いことを、言われたような気がする。記憶が飛んでいるから。叔父と叔母が来た時には、すっかり半べそをかいていた。叔母に励まされながら、家を出た。7時半、出発。道路は空いていた。病院に着くころには、なんとか落ち着きを取り戻...
オヤジは今日もゾンビである。生活不活発病ゾンビ。うつ症状も入ってるんだろう。無気力・無関心で一日中ただぼーっと座りつづけている。食欲もない。声もでない。その姿はもはや生ける屍、いや、ゾンビのほうがまだ活発に動くだろう。さて今日は台風である。
ブレない人間になりたい昨日偉そうに書いたばかりなのに、早速ブレた。朝の排便後、父は下着の履き替えを、母に手伝ってもらっていた。「なにこれ?」と母が声をあげた。今履いたばかりの、新しいパンツに便がついている。どうしてこうなったのか?わからないが、とにかくまた履き替えさせることになった。すると、今度は私が、畳の上に黒っぽいものが、点々とついているのを発見。臭いを嗅いだ。便の臭いだ。トイレへ行った。そし...
「ヘルパーさんは優しいなあ」と、利用者さんに言われた。「うちの娘とえらい違いやわ」ふふふ。思わず笑ってしまう。利用者さんはみんな同じことを言う。「ヘルパーさんは優しいけど、うちの娘は怖い」って。私はいつも、こう返す。・・・私も家ではめーっち
6月末に会社を退職したオヤジ。再就職のあてもなく、一日ずっと家にいる。退職前までは「ようし、これからが第2の人生だ!」とか言うてはいたけれども。実際に始まってみると何もしない。おしなべて定年後の男性というものは、みんなそうらしいのだが・・・
先日、「あわや」という出来事があったけど、大事にはならなかった。そして、母はこのところ、フツーの人にように過ごしている。これが、当たり前なのだろうが、八つ当たりをしたり、嫌味攻撃をしてきたりしてこない。母がフツーだと、こうやってフツーの生活が送れる。フツーの生活万歳!父はフツーじゃないけど。いつ何か言われるんじゃないかって、びくびくしていると、精神的に参ってしまうものだ。それから解放されると、こん...
皆様に応援いただいて頑張ってる拙著『おでかけは最高のリハビリ! 要介護5の母とウィーンを旅する』(雷鳥社)は、「介護してても介護されてても、旅に出よう、人生は楽しんだもの勝ちだ!」という内容。だが、今日はそのなかでも「介護してても」という部
朝。猫にドロップキックされて目が覚めた。みぞおちにキマった。痛かった。昼。明太子スパゲティ(冷凍)を食べていたら、明太子の粒がとんできて、右の目玉にクリティカルヒットした。明太子ってこんなに沁みるんだ、と初めて知った。痛かった。午後。訪問介
父は入れ歯をしているので、よほど硬いものでない限り、噛むことが可能だ。だが、母はそうではない。自分の歯は数本しかなく、前歯のブリッジがもうすぐ取れそうだ。歯茎でなんとか噛んでいる状態。入れ歯ができればいいのだが、厄介なことに歯根が残っている。それを抜くには、切開しなければならないだろう。毎日体調不良を訴えている母には、そんな治療は無理である。もうすぐ噛んで食べることが、できなくなると思う。現在はや...
認知症母 初めての便失禁 Part1
認知症母 ペット用カメラ検討した方が良い?
母が部屋で倒れドアロックで入室できません
アパートに警察と消防と救急車が到着
母、救急搬送される
認知症母の服装 パジャマみたいな普段着みたいな服
老老介護の父のための年末の旅行計画
老老介護の父との電話 精神的な原因がいいのか悪いのか
11月の遠距離介護の食事 認知症母が少しでも食べれるように工夫したけど・・・
母の脳神経内科受診、反省と嬉しかったこと
年金生活80代一人暮らし女性の悩み
11月の認知症母と老老介護の父のための作り置き
11月の遠距離介護の帰省 猫のトイレの消臭対策
11月の遠距離介護の帰省 老老介護の父の愚痴を聴く
認知症母、微妙な違和感
水道代がついに1万円を超えた。ガ~ン!いつか、そうなるとは思っていた。原因は当然父だ。連日のようにお漏らしをするので、洗濯物がすごい。いきなり洗濯機に入れることはしたくないので、必ず下処理もする。洗剤の減りもすごい。父は、1日に何度もトイレに行くため、トイレットペーパーを1日に3個消費する。一体何に使っているのか、不明である。とにかく父はトイレに籠城する。いないとトイレだ。尿もれパットも高いものだ...
私はときどき母を家にのこして訪問の仕事にいく。母がひとりで留守番するのはだいたい1時間とか1時間半。母の高次脳はほとんど治ったし、短時間なら問題ない・・・とは、いかない。そんなに単純ではない。「ただいまー」帰宅するなり、「だだー!だだー!こ
片手生活の大変さを知ってもらいたくて始めます
療育と育児は、とてもつながる事があります。障がいを持っている人に療育を行う。しかし、育児も療育ととても関連のある事が沢山あります。そんな事を綴ります。
デイサービスってどんなところなのか。 何をして過ごしているのか。 デイサービスの日常について書いています。
老健で働いていて感じた事、考え方、愚痴。 何でも大歓迎です!
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車いすで散歩ができる公園や名所を紹介します
実家の片付けについて、促してみた、手伝ってみた、業者に依頼したなど、体験談を投稿しましょう!
「フレイル」(“frailty”フレイリー)とは日本語で(虚弱)と略され、健康と要介護状態の間を言います。
父親が要介護4に。日々の状況を綴ります。